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コロナ対策

2020.12.07

新型コロナウイルス感染症で変化したイベントへの意識調査【アンケート結果あり】

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2020年、新型コロナウイルス感染症のまん延・拡大によって、リアルイベント・リアル展示会に多大な影響を与えました。コロナ禍であっても入念な感染予防対策を行えば、リアルイベント・リアル展示会を開催することは可能ですが、参加企業や来場者の動向が気になっているイベント担当者も多いのではないでしょうか。今回は新型コロナウイルス感染症の流行によって、イベント参加への意識調査の結果についてご紹介します。

目次

いつから再開すべき?リアルイベント・リアル展示会の開催

イベント・展示会・セミナーへの参加状況をコロナの前後で比較したアンケート

 

調査方法

インターネット調査

調査対象

120人(男性:45人 女性:75人)

調査期間

2020年11月6日

Q1. リアルのイベント・展示会・セミナーなどへの参加意識は、コロナ禍で変化はありましたか?

 

選択肢

全体

a.行きたいイベント・展示会・セミナーが中止になったので、参加したくても結果的に全く行かなくなった。

44.2%

b.行きたいイベント・展示会・セミナーの開催はあるが、コロナが怖いので全て参加しないようにしている。

35%

c.コロナは怖いが、自分にとって本当に特別なイベント・展示会・セミナーだけ参加するようにしている。

18.3%

d.コロナは怖いが、イベント・展示会・セミナーが好きなのでできるだけ参加している。

2.5%

e.コロナの影響は考えずにイベント・展示会・セミナーに参加している。

0%

Q2. 実際に参加した、もしくは参加の意欲が高まった、会場での新型コロナウイルス対策を選択してください。

 

選択肢

全体

a.コロナ対策の有無はチェックしない。

4.2%

b.コロナ対策の有無はチェックするが、行きたいものであれば納得のいく対策がされていなくても特に気にしない。

11.7%

c.マスク着用の義務、会場の消毒、入場時の検温・手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保がされていたら参加する。

63.3%

d.ワクチンが完成してからでないと安心できないので、どのような対策があっても参加しない。

20.8%

Q3. オンライン(バーチャル)のイベント・展示会・セミナーについての考えを教えてください。

 

選択肢

全体

a. できるだけオンライン(バーチャル)のイベント・展示会・セミナーに参加したい。

45.8%

e. オンライン(バーチャル)のイベント・展示会では物足りないので、できるだけ会場に足を運ぶリアルイベント・リアル展示会に参加したい。

20%

b. イベント・展示会・セミナーの内容によって、オフラインとオンラインを使い分けている。

5.8%

c. オンライン(バーチャル)、オフラインの区別は考えずにイベント・展示会・セミナーに参加している。

4.2%

d. オンライン(バーチャル)のイベント・展示会・セミナーしか開催されていないので、やむ得なくオンラインに参加している。

24.2%

コロナ禍におけるリアルイベント・リアル展示会・セミナーなどへの参加意識

アンケートに内ではリアルイベント・リアル展示会・セミナーなどへの参加意識に対するコメントをいただいています。前項で紹介した「リアルのイベント・展示会・セミナーなどへの参加意識は、コロナ禍で変化はありましたか?」の設問に寄せられたコメントの一部をご紹介します。

選択肢「a. 行きたいイベント・展示会・セミナーが中止になったので、参加したくても結果的に全く行かなくなった。」を選択した人のコメント

 

・オンラインイベント感染予防には最適で、自宅にいながら楽しめる気楽さもあるが、リアルイベントの方が参加するモチベーションが格段に上がる。(50代女性)

・操作に慣れておらず、オンラインの環境面にも不安がある。また、オンラインだと安っぽく感じてしまい、満足できない。(40代男性)

・バーチャルでの参加では機材・アプリなどをそろえる必要があり、面倒だし物足りないが、現状を見ればリアルイベントでは限界があるので仕方がない。(40代男性)

選択肢「b. 行きたいイベント・展示会・セミナーの開催はあるが、コロナが怖いので全て参加しないようにしている。」を選択した人のコメント

 

・イベントの内容によっては直接足を運んで体験したり、見聞きしたりしたほうが楽しめるものもあるから。(30代女性)

・コロナ感染リスクがないのであれば、やっぱり会場に足を運んで参加した方がいい。(50代女性)

・実際に足を運んでイベントなどに参加すると会場の熱気や雰囲気を肌で感じ取ることができるが、オンラインだとそういった体験が皆無なので、イベントに参加していても面白みがないと感じる。 そのため、できれば実際に足を運べるイベントに参加したい。(30代男性)

選択肢「c. コロナは怖いが、自分にとって本当に特別なイベント・展示会・セミナーだけ参加するようにしている。」を選択した人のコメント

 

・オンラインでは臨場感がなく、物足りなさ、感覚のずれを感じるので注意しながらリアルイベントに参加したい。(60代女性)

・小さい画面のオンラインイベントを見ていても臨場感がなくてつまらないから。(40代男性)

・健康状態もよくまだ30代のため、そこまで恐怖心はない。同居している家族に高齢者もいないので、コロナ対策をしながら比較的普段通りの生活をしている。(30代女性)

選択肢「d. コロナは怖いが、イベント・展示会・セミナーが好きなのでできるだけ参加している。」を選択した人のコメント

 

・オンラインでのみ行われる場合はオンラインしか選択肢がないが、リアルで開催される場合は現場の空気感を体感したいので現地へ行く。(30代男性)

・コロナ禍でオンラインイベントが増えたおかげで遠征せずにイベントに参加できるようになった。リアルイベントは今までと変わらず行けるところは行きたい。(20代女性)

コロナ禍においてもリアルイベント・リアル展示会に参加したいと考えている人はいる

アンケート調査の結果から、「オンライン(バーチャル)のイベント・展示会では物足りないので、できるだけ会場に足を運ぶリアルイベント・リアル展示会に参加したい」と考えている人は24.17%ということがわかりました。また、記入式のコメントからは「会場でしか味わえない雰囲気や体験」を大切にしている方が多いということが伝わります。

リアルイベント・リアル展示会開催時の注意点

ここでは、日本展示会協会ガイドライン(第二次改訂版)を参考に、展示会主催者が行うべき感染症対策を一部ご紹介します。3密空間やクラスター発生に気を付け、適切な対策を講じましょう。

計画時

  • 参加企業や来場者を入場させる際に検温とマスク着用が必須であることを周知する。
  • 全ての期間(搬入開始時~搬出完了時まで)において、関係者に接触確認アプリ(COCOA)をダウンロードしてもらい、アプリの稼働を呼びかける。
  • 商談が行われる場合は事前にアポ取りを進めておくのと、ブース内の3密防止を呼びかける。

準備時

  • 屋内の喫煙所は使用禁止にし、屋外の風通しのよい喫煙所のみ使用する。
  • 密な空間を避けるよう壁面に貼り紙をする。
  • 共用部およびホール内恒久設備であるトイレ・手洗い所などではせっけんまたは消毒液を常備する。ハンドドライヤーは使用中止にしておく。洋式トイレではふたをした後に流すようトイレ内に貼り紙をする。
  • 感染疑い者が出たときのための対策マニュアルを作成しておく。
  • 公式ホームページなどに日本展示会協会のガイドラインおよび関連業種のガイドラインを遵守し開催することを公表する。
    など

搬入時

  • 空調稼働を含め、運営・安全面での支障がない範囲で館内の換気を実施する。
  • 不特定多数が共有する設備や物品、ドアノブなど手が触れる場所、高頻度接触部位(テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、キーボード、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタンなど)については頻繁な消毒と清掃を行う。
  • 会場共用部およびホール内恒久設備である、トイレ・手洗い所のせっけんまたは消毒液の確認と補充を行う。
  • 展示ホール内空調(送風)を常時稼働させる。
    など

会期中

  • 空調稼働を含め、運営・安全面での支障がない範囲で館内の換気を実施する。
  • 不特定多数が共有する設備や物品、ドアノブなど手が触れる場所、高頻度接触部位(テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、キーボード、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタンなど)については頻繁な消毒と清掃を行う。
    など

来場者に対して促すべき対策

  • 商談日時は極力事前に調整する。
  • 展示会場での商談は、極力事前に日時調整し、後日 WEB 会議などオンラインも活用し、現地での商談が長引かないよう工夫する。
  • 名刺交換も可能であればデータで実施する。
  • 検温を実施し、発熱や体調不良があれば来場を控えてもらう。
  • 会場ではマスクを着用し、頻繁な手洗い・消毒を行ってもらう。
  • 密になり得る状況下での、長時間の商談は避けるよう呼びかける。

日本展示会協会ガイドライン(第二次改訂版)もチェックしよう

詳細は日本展示会協会のガイドラインを参考にしましょう。

下記のリンクにより詳しい内容が記載されています。ご参照ください。
https://www.nittenkyo.ne.jp/shr/document/201006_guideline3.pdf

新型コロナウイルス感染症対策分科会発表の「分科会から政府への提言」も確認

下記のリンクもイベント開催時に確認しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/content/000687179.pdf

コロナ対策が万全であればリアルイベント・リアル展示会に参加したい人は多い!

2020年春の緊急事態宣言以降、イベントの自粛が増えたけれど、
リアル展示会を開催することは可能だよ

コロナ対策のガイドラインをチェックして、安全なイベント運営を心がけよう

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