2021.10.29
感染対策を徹底したリアルイベント(展示会)の開催方法と注意点


2021年現在も新型コロナウイルス感染症の拡大は収束しておらず、油断はできない状況です。そんな中、安全にリアルイベント(展示会)を開催するため、感染症対策を徹底する必要があります。この記事では、これからリアルイベント(展示会)を開催する担当者様に向けて実施すべき感染対策と開催における注意点をご紹介します。
- 目次
リアルイベント(展示会)のメリット
コロナ禍の今、イベント(展示会)をオンラインで開催する企業が増えています。しかし、リアルイベント(展示会)には、オンラインにはないメリットもあります。
リアルイベント(展示会)の主なメリット
- 見込み客が集まりやすい
- 顧客と深いコミュニケーションが取れる
- 実際に手に取ってもらうことはもちろん、会場の雰囲気なども体験してもらえる
- 対面なので信頼性が高く、顧客と良い関係を築きやすい
- チラシの配布やブースへの呼び込みができる
リアルイベント(展示会)の感染対策として用意しておきたいもの
対面ならではのメリットがあるリアルイベント(展示会)ですが、開催には感染症対策が必須です。特にイベント当日は搬入出の業者やその他関係者、来場者と多くの人が会場に集まるため、一人ひとりが感染症対策を徹底する必要があります。
感染症対策として最低限必要なもの
感染症対策を徹底するためにも、以下のグッズは必ず用意しておきましょう。
- 消毒液
- 非接触型体温計(サーモグラフィーカメラ)
- マスク
- フェイスシールド
- ペーパータオル
- 使い捨て手袋
- アクリルボード
また、現在は来場者への頻繁な声掛けもなかなか難しい状況なため、ポスターやパネルなどの説明資料を多めに用意し、ブースを充実させることがおすすめです。その際、展示物にも抗菌対策をしっかりと行ないましょう。
リアルイベント(展示会)で主催者が実施するべき感染症対策
メリットは大きいものの、来場者に安心・安全の体験を届けるため、リアルイベント(展示会)では主催者側がさまざまな感染症対策を行なう必要があります。以下では、その内容をご紹介します。
衛生管理
ブースを頻繁に清掃したり、入り口に消毒液を設けたりと、衛生面の管理を徹底しましょう。また、会場内だけではなく、共有部分やトイレ、休憩所などの衛生管理も大切です。これらについては、事前に会場側にどのような対策を行っているか確認しておきましょう。
入場管理
入場時の混雑を避けるため、有料イベントの場合は前売り券を発行するのがおすすめです。また、混雑が予想される場合はコーンやシールを使ってソーシャルディスタンスを確保しましょう。
スタッフの健康管理
リアルイベント(展示会)ではスタッフの健康管理も重要です。関係者や来場者に感染させないよう、熱があったり体調不良を訴えたりするスタッフは参加させないよう徹底しましょう。
密集のコントロール
感染症対策では密集を避けることが大前提です。受付を数ヵ所に分散させたり、テーブルに対する椅子の数を減らしたりして、一定の距離を保てるよう工夫しましょう。
リアルイベント(展示会)で出展者が実施するべき感染症対策
出展者側も感染症対策をしっかり実施する必要があります。以下では、出展者が主にブース内で行なう対策を紹介します。
パーテーションを設置する
新型コロナウイルスは飛沫感染するため、商談や対面で会話をする場所にはパーテーションを設置しましょう。
高頻度に接触する部分はこまめに消毒をする
多くの来場者が触れる展示品をはじめ、商談時に使用する椅子やテーブル、その他高頻度に接触する部分はこまめに消毒するようにしましょう。
飲食の提供を控える
商談時に飲食を提供してしまうとマスクを外さなければならないため、感染のリスクが高まります。そのため、ブース内での飲食の提供はできるだけ控えましょう。
感染症対策グッズの配布
ブースに来てくれた来場者に対して、ノベルティとして感染症対策グッズを配布するのも良いでしょう。おすすめは、すぐに使えるマスクや抗菌ジェル、ウェットティッシュなどです。
オンライン決済の導入
イベント(展示会)で金銭のやり取りが発生する場合は、可能な限りオンライン決済を利用するようにしましょう。紙幣や通貨はたくさんの人が触れるものなので、オンライン化することで接触感染を防げます。
リアルイベント(展示会)の来場予定者へ周知するべきこと
新型コロナウイルスの感染を防ぐためには主催者だけでなく、スタッフや来場者の協力も必要です。そのため、以下の周知は必ず実施しましょう。
マスク着用と頻繁な手洗い・消毒
マスクは、新型コロナウイルスの飛沫感染を予防するうえで必須のアイテムとなります。会場内はもちろん、会場へ来るまでの間や受付時もマスク着用を徹底しましょう。また、こまめな手洗いと消毒も接触感染対策として効果的です。
来場自粛及び入場制限の実施
当日、体調がすぐれない場合は来場を自粛するよう呼びかけましょう。また、以下に該当する場合は入場できないことも事前に周知します。
- 風邪の症状がある
- 37.5 度以上の熱がある
- 倦怠感(強いだるさ)がある
- 息苦しい
商談の事前予約
ブース内の混雑を避けるためにも、商談を希望する人には事前に日時を予約してもらうようにしましょう。その際、説明を希望する内容を記載してもらえば、必要な資料を事前に準備することもできます。
オンライン名刺交換の活用
接触感染を防ぐためには、オンラインでの名刺交換もおすすめです。商談の度に名刺交換が必要になるため、オンライン化することで感染リスク減少させることが見込めます。
リアルイベント(展示会)開催時の注意点
リアルイベント(展示会)では来場者の安全だけでなく、出展する企業側の安全にも気をつけなければいけません。
日別名簿の作成
イベント(展示会)に参加したスタッフ及び関係者や来場者の名簿を作成し、3週間以上保管しましょう。これにより、万が一感染者が出た場合も来場者全員に連絡することが可能です。
体調管理
イベント(展示会)当日、以下に該当するスタッフの参加は避けましょう。
- 風邪の症状がある
- 37.5 度以上の熱がある
- 倦怠感(強いだるさ)がある
- 息苦しい
マスクの着用
来場者同様、主催者・展示者側もマスク着用を徹底し、展示品の説明や商談時も外さないよう注意しましょう。また、大声での集客も避けてください。
こまめな手洗い・消毒
こまめな手洗いと手指の消毒は感染症対策の基本になるだけでなく、商談相手の安心感を高めることにもつながります。
リアルイベント(展示会)開催後の対応
イベント(展示会)開催後も引き続き感染予防が必要です。展示品をはじめ、イベント(展示会)で使用した椅子やテーブル、資料などの備品もすべて除菌しましょう。使用後のマスクやフェイスシールドなどはウイルスが付着している可能性があるので、袋に入れて処分してください。
また、来場者に対しては従来通り希望者にサンプルや見積りを送付したり、来場のお礼を行なったりします。ただし、直接訪問することが難しい場合や、訪問による感染リスクが心配な場合は、オンライン商談を活用するのがおすすめです。
リアルイベント(展示会)の感染症対策には参加者全員の協力が必要

イベント(展示会)で感染症対策を徹底するには、主催者や出展者側だけじゃなく来場者の協力も欠かせないんだね。そのためにも、誰が、何をするべきかを明確に理解しておくことが大切だよ。
また、リアルイベント(展示会)の開催には、予約サービスやオンライン名刺交換などのオンラインツールを一緒に活用しよう!
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