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コロナ対策

2021.11.10

コロナ禍にリアルイベント(展示会)を開催する価値とは?【開催事例あり】

新型コロナウイルスが猛威を振るう2021年現在、イベント(展示会)業界では開催の中止や延期が相次いでいます。しかし、そんな中でもリアルイベント(展示会)にこだわり、感染防止策を行ないながらイベント(展示会)を開催している企業も少なくありません。では、こういった企業はなぜコロナ禍でもイベント(展示会)を開催するのでしょうか。

 

今回は、コロナ禍にリアルイベント(展示会)を開催する価値や開催事例、開催時の注意点をご紹介します。

目次

リアルイベント(展示会)の価値

リアルイベント(展示会)には、オンラインにはないリアルならではの価値があります。以下ではその中でも特筆すべき、3つの価値を紹介します。

直接話ができる

対面での会話は人柄や雰囲気が伝わるため、相手と信頼関係を築きやすくなります。そのため、参加者に「この人なら信用できる」「この人から買いたい」と思ってもらうことができるのです。

オンラインでも会話をすることはできますが、相手が顔を出さなかったり、商品説明だけになり、その場で信頼関係を築くことが難しいケースもあります。

質問しやすい

直接会話ができるリアルイベント(展示会)は質問の場としても適しています。オンラインでは資料のダウンロードやコンテンツの提供がメインとなるため、どうしても一方的なイベント(展示会)になりがちです。そのため質問したくでもできないという人は少なくありません。しかし、リアルであれば会話の途中で質問ができるので、参加者の不明点をしっかりと解消することができます。

リアルならではの出会いがある

気軽に参加できるオンラインと違い、わざわざ会場まで足を運ぶリアルイベント(展示会)の参加者は見込み客であるケースがほとんどです。そのためイベント(展示会)の内容が同じであっても、オンラインとリアルでは出会える顧客が異なります。

また、呼び込みでたまたまブースに来てくれた顧客と意気投合しビジネスパートナーになるというケースも、リアルであれば十分あり得ます。

コロナ禍でリアルイベント(展示会)を開催する目的

コロナ禍のリアルイベント(展示会)には少なからず感染症のリスクが伴います。そんな中、リアル開催にこだわる企業はどんなことを目的としているのか、以下で紹介します。

質の高いコミュニケーション

リアルイベント(展示会)では商品を手に取ってもらいながら説明、質疑応答ができるため、コミュニケーションの質はオンラインよりも格段に上がります。また、何気ない会話の中でオンラインでは聞き出せないような内容を聞き出せたり、思いがけないヒントが得られたりすることも多いです。

一流企業と同じ土俵に立つ

中小企業の場合、リアルイベント(展示会)の出展にはトップシェア企業と同じ土俵に立てるというメリットもあります。オンラインイベント(展示会)で成果を上げるにはそれなりの業界での知名度が必要になります。リアルイベント(展示会)なら知名度が低くても商品を見てもらえる機会が増えるため、オンラインよりも断然戦いやすいといえるのです。

ファンの獲得

見込み客が集まるリアルイベント(展示会)では、接客の質が高ければ認知度が低い企業でも大きな成果が期待できます。特に役職者などがじっくりと接客すれば、相手の印象にも残り、より成果につながりやすくなるでしょう。

コロナ禍におけるリアルイベント(展示会)の開催事例 

コロナ禍においてもリアルにこだわったイベント(展示会)は数多くあります。ここでは、コロナ禍で開催されたリアルイベント(展示会)の開催事例をご紹介します。

【TOKYO PACK 2021】

・開催日:2021年2月24日~2月26日
・場所:東京ビッグサイト
・内容:アジア最大級の包装(パッケージ)総合展

【開催理由】

包装の開けやすさや質感、軽さ、薄さといった五感に訴求する特性は、オンラインでうまく伝わらないのが現状です。そんな中、業界団体として企業の営業機会を担保したいという想いと、オンラインに対応しきれない出展者も多かったという理由で、リアルでの開催を決定しました。

【[PHASE](フェーズ)】

・開催日:2020年6月1日~5日
・場所:SMALL WORLDS TOKYO
・内容:文具・雑貨の展示会

【開催理由】

PHASEは有志24社により試験開催されたイベントで、出展者が不在(遠隔参加)の中、参加者のみが来場するという新しい展示会形式です。開催者となるSUPER PENGUIN株式会社は展示会業界の救済と、バイヤーの「実物を見たい」、出展者の「実物を見せたい」という声を考慮し、リアルにこだわった展示会を開催しました。

コロナ禍のリアルイベント(展示会)開催で大切なこと 

コロナ禍のリアルイベント(展示会)においては接客の質を上げることが重要です。特に以下のポイントは成果に直結するケースも少なくないため、事前に準備しておくことをおすすめします。

  • 質問力

顧客の抽象的なニーズを顕在化できる質問力。

  • プレゼンスキル

他社との差別化要素を短時間で、論理的に説明できるプレゼンスキル。

  • スムーズな決済

スムーズな決済と現金による感染を防ぐため、オンライン決済の導入及びプロセスの把握。

  • 交渉力

来場者の購入意欲を高め、商品を上長や他部署へ提案してもらう交渉力。

  • 見込み客の見極め

見込み顧客を見極め、自社や自社製品・サービスに興味を持ってもらえるよう引き込む接客力。

コロナ禍のリアルイベント(展示会)の開催方法 

リアルイベント(展示会)の開催には、新型コロナウイルス感染防止策の徹底が必須です。

政府や一般社団法人 日本イベント産業振興協では、リアルイベント(展示会)開催における感染リスクを最小限にすることを目的としたガイドラインを公開しています。参加者に安心して来場してもらうためにも、ガイドラインに基づいた企画・開催を行ないましょう。

下記のリンクにより詳しい内容が記載されています。ご参照ください。

https://www.jace.or.jp/archives/02/img/210115_guideline.pdf#pdfLink

リアルにこだわったイベント(展示会)を、感染防止策を徹底したうえで検討・開催しよう

展示会業界はまだまだ新型コロナウイルスの影響を受けている状態だけど、リアルイベント(展示会)にはオンラインでは実現できない価値があるんだよね。特に中小企業にとってリアルイベント(展示会)は絶好のチャンスで、トップ企業と同じ土俵で戦える貴重な場ともいえるよ。

コロナ禍とはいえリアルにこだわったイベント(展示会)も多数開催されているから、感染防止策を徹底したうえで検討・開催していこう。

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