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コロナ対策

2021.10.28

withコロナ時代のイベント(展示会)はハイブリッド型がおすすめ!

新型コロナウイルスが社会活動にさまざまな影響を及ぼす中、イベント業界ではリアルとオンラインが融合した「ハイブリッド型イベント(展示会)」が注目されています。ハイブリッド型イベント(展示会)では、安全性をはじめ、顧客の分析や知名度の拡大といったさまざまなメリットが期待できます。

今回はハイブリッド型イベント(展示会)を検討している担当者向けに、その概要とメリットをご紹介します。

目次

ハイブリッド型イベント(展示会)とは

ハイブリッド型イベント(展示会)は、リアル展示会とオンライン展示会を同時に開催する方法をいいます。これまでのイベント業界ではリアル展示会が主流でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を機にオンライン開催へ移行する企業が増えました。

一方、オンライン開催には展示品を実際に触ったり、その場で質問したりすることが難しいというデメリットもあります。そのため、「このままリアル体験ができない状態が続けば、経済に影響が出るのでは」と懸念されるようになり、現在は政府主導でリアル需要の喚起が行なわれています。
こうした中広がりを見せているハイブリッド型イベント(展示会)では、感染症対策を徹底した会場に一定の参加者を招くと同時に、オンライン展示会として会場の様子やデジタルコンテンツを配信。これによりリアル展示会の特性とオンライン展示会の“良いとこ取り”が実現し、主催者側と参加者側の両方の課題解決が望めるようになりました。

リアルイベント(展示会)の強み 

オンライン展示会やハイブリッド型展示会が注目を集める中、従来のリアルイベント(展示会)にもリアルならではの特徴があります。以下では、そんなリアルイベント(展示会)の強みを3つ紹介します。

実機に触れることができる

リアルイベント(展示会)の最大の強みは、なんといっても展示品やサービスを実際に体験できることです。オンライン展示会においてもデモ動画やVRなどを用意することができますが、実際に触れてもらうことはできません。物理的な体験を提供することで参加者の理解度や満足度が上がり、成果につながりやすくなるといえます。

対面でのコミュニケーションが図れる

会場では企業と参加者が直接コミュニケーションを取れるため、オンラインに比べてアプローチ効果が高くなります。呼び込みやビラ配りといった営業もできるので、ビジネスチャンスを獲得しやすいといえるでしょう。また、リアルイベント(展示会)では顧客の反応を直接感じたり、会話から有益な情報を得られたりするのも強みです。

名刺交換やアンケート調査で参加者とつながりができる

リアルイベント(展示会)では参加者に対してさまざまなアプローチができ、ブースに来た参加者との名刺交換やアンケート調査を今後の営業活動にも活かすことができます。その際、参加者に良い印象を与えることができれば、イベント(展示会)が終わってからも問い合わせを頂ける可能性があります。

参加者の購買意欲が高い

リアルイベント(展示会)の参加者はわざわざ会場に足を運んでいるだけに、購買意欲が高いという傾向があります。そのため短時間のコミュニケーションでも商談につながり、気軽に参加できるオンラインイベント(展示会)に比べて成果が出やすいといえます。効果的にアプローチすることができれば、より効率的に販売促進が実現できるでしょう。

オンラインイベント(展示会)の強み 

新型コロナウイルスの感染拡大以降、急激に広がりを見せるオンラインイベント(展示会)。以下では、その強みを紹介します。

時間と場所を選ばない

オンラインイベント(展示会)はパソコンやタブレットから手軽に参加できるため、わざわざ会場まで足を運ぶ必要がありません。そのため、遠方の人や仕事の都合でスケジュール調整が難しい人も参加しやすくなります。また、一部のコンテンツ配信などは開催時間終了後も見直すことができるので、隙間時間に展示品の情報を入手することも可能です。

参加者の属性を分析できる

見込み客を獲得するには参加者の属性を分析することが大切です。オンライン展示会の場合、展示品の紹介動画や資料を閲覧・ダウンロードする際に個人情報を登録してもらうことで、属性データの取得が容易になります。

ただし、閲覧の度に個人情報を求めていると参加者が離脱してしまうため、ある程度回遊性を保つことが大切です。

多くの層に認知を広げられる

オンラインイベント(展示会)は日本国内をはじめ、世界各国へ配信することが可能です。そのためリアル展示会に比べて幅広い顧客に情報を届けられ、新規顧客の獲得及び見込み客の拡大が期待できます。新製品のリリースやサービス立ち上げ、知名度が高くない企業の露出、企業のブランディングなどにも効果を見込めるでしょう。

ハイブリッド型イベント(展示会)が持つ大きな魅力

ここまで、ハイブリッド型イベント(展示会)の概要と、リアル展示会、オンライン展示会のメリット等を紹介してきました。では、「リアル展示会」と「オンライン展示会」を同時に開催するハイブリッド型イベント(展示会)には、どのようなメリットがあるのでしょう。以下では、withコロナ時代の今注目を集める、ハイブリット型イベント(展示会)の魅力を解説していきます。

リアルとオンラインのデメリットを補える

リアル展示会とオンライン展示会はそれぞれ良いところもあればデメリットもあります。例えば、リアル展示会であれば「参加者が限られる」「顧客分析や効果測定が難しい」という弱点が。一方オンライン展示会では「実体験や呼び込みができない」といった点がウィークポイントとして挙げられます。しかし、ハイブリッド型であればこれらの弱点を補えることはもちろん、それぞれの強みを活かした展示会開催が可能です。

プッシュ型の営業ができる

リアル展示会では、出展ブース周辺で呼び込みを行ない来場者にアピールする、いわゆる「プッシュ型」の営業が可能です。しかし、オンライン展示会だとプッシュ型営業は難しく、来場者がブースに来るのを待つ営業がメインになります。

ハイブリット型の場合、来場者とのリアルなコミュニケーションが難しいというオンライン展示会の弱点を補うことが可能。チラシを配ったり、ブースに参加者を呼び込んだりでき、こちらから積極的な営業を展開できます。展示会が小規模であったとしても、専門性を高めることで、意欲の高い顧客へ効果的にアプローチできるでしょう。

多くの顧客へアプローチできる

オンラインを活用することにより全国各地はもちろん、海外の顧客にもアプローチが可能となります。また、時間や場所にも縛られないため、仕事の都合や人数制限で来場できなかった顧客も参加できるようになり、大幅な成果アップが期待できます。

コンテンツが資産として残せる

オンライン用に制作したコンテンツは展示会の内容に合わせて使い回しができるほか、イベントのアーカイブ化や事後アンケート、参加人数や視聴者人数などを可視化して残せます。また、以前のコンテンツから学べるものも多いため、企業にとっての資産となり得ます。

リアルイベントが開催できなかったときもリスクヘッジとなる

展示会のハイブリッド化は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でリアル展示会が開催できなくなった場合のリスクヘッジにもなり得ます。リアルイベント(展示会)では会場に多くの人が集まるため、新型コロナウイルスの影響で中止や延期をせざるを得ないこともあります。しかし、ハイブリッド型イベント(展示会)であればオンラインイベント(展示会)の開催も同時に行うことができ、来場の必要がないため、コロナ禍でも安全・安心なイベント開催が可能です。

ハイブリッド型イベント(展示会)はこんな企業におすすめ

ハイブリッド型イベント(展示会)にはさまざまな可能性があります。そのため、withコロナ時代で成長を続けるため、大いに役立つと考えられます。特に以下のような企業は、ハイブリッド型展示会を積極的に取り入れるのがおすすめです。

  • 商品やサービスを実際に体験してもらいたい企業
  • コンテンツ配信やデジタル機器を扱っている企業
  • 商談の場や機会を増やしたい企業
  • 時間や場所に縛られず出展したい企業
  • イベント(展示会)参加者のデータ分析をしたい企業

ハイブリッド型イベント(展示会)の開催方法

ハイブリッド型イベント(展示会)を開催する場合は、リアルとオンラインイベント両方の準備をする必要があります。その際、いちばん重要になるのがゴールの設定です。イベント(展示会)を通してどんな成果を出したいのかを明確にし、それを考慮したうえでリアルとオンラインの比率を設計します。

また、ハイブリッド型イベント(展示会)では各出展社の情報を簡単に登録できるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)や、リアル会場で行なわれている講演を配信できる仕組みも必要です。自社での準備が難しい場合は、ハイブリッドに対応する専用管理システムなどの導入をサポートしてくれる事業者を活用すると良いでしょう。

リアル展示会の会場探しに困ったら…

リアル展示会では多くの人が出入りすることになるため、新型コロナウイルスの感染症予防対策を徹底できる会場を選ぶ必要があります。特にソーシャルディスタンスの確保は会場の広さやセットのアレンジ可否に大きく影響するので、会場は従来よりも慎重に選ぶことが大切です。

リアル展示会の会場探しについてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。https://www.jtbbwt.com/business/trend/detail/id=1449

ハイブリッド型展示会は大きな可能性を秘めている!

ハイブリッド型イベント(展示会)は、リアルとオンラインの良いとこ取りができる画期的な方法なんだね。

ただし、イベント(展示会)で成果を出すには自社に合った方法で開催するのがいちばん。「リアル」「オンライン」「ハイブリッド」どの方法が良いのか、じっくり検討することが大切だよ。

さまざまなイベント会場を運営する東京流通センターでは、通常非公開のイベントホール空き状況を 1年先まで確認することもできるので、会場選びの際にぜひ活用してみてね。

詳細はこちらから。
https://www.trc-event.jp/mailmagazine/

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