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2021.10.05

オンライン即売会(販売会)を開催するには?方法と特徴について解説

2021年現在も、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でさまざまな業種・業界のイベントが延期・中止になっています。ここでは、そんな状況の中B to C向けの「オンライン即売会(販売会)」(企業が個人向けに行なう展示会)を検討している担当者様や主催者様に向けて、オンラインイベントの開催方法や流れについてご紹介します。

目次

即売会(販売会)の状況

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で大勢の人が集まることが難しい今、国内に限らず世界各地で即売会(販売会)の開催が減少傾向にあります。その一方で、オンラインでのイベントに関心が集まっています。

たとえば、日本で開催が予定されているゲームやアニメ関連のイベントも、新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、オンラインで開催されるケースが多くなっています。オンラインであっても、バーチャル空間に大勢の参加者が集まったり、アバターで参加したりできるほか、ゲーマー同士のコミュニケーションも可能です。

また、アパレル業界ではYouTubeで展示即売会を開催したり、Instagramに展示即売会専用アカウントを作成して商品を紹介したりするなど、既存サービスを活用したオンライン即売会(販売会)が増えつつあります。

オンライン即売会(販売会)を開催するには

実際にオンライン即売会(販売会)を開催する際にはどのような準備が必要なのでしょうか。オンライン即売会(販売会)を開催する方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

自社の特設サイト

自社で展示会用のWebサイトを作成して、そこで即売会(販売会)を行なうという方法です。Webサイトへアクセスすれば誰でも参加でき、24時間閲覧が可能です。

プラットフォーム

オンライン即売会(販売会)用のプラットフォームサービスを利用し、そのプラットフォーム上で即売会(販売会)を開催します。プラットフォーム上に会場やブースを作成できるようになっていて、自社はもちろん、他社との合同イベントなども可能です。

 

オンライン即売会(販売会)を開催するための一般的なプロセスは以下の通りです。

1.コンセプトの設計

オフラインの即売会(販売会)と同様、最初にコンセプトの設計を行ないます。即売会(販売会)のテーマや製品ごとのコンテンツ選定、登壇者のオファー、即売会(販売会)の流れなどを決めます。

2.集客

公式文書やSNS、メールマガジン、などを使って即売会(販売会)の告知をします。集客はWeb上で行なうのが基本ですが、DM(ダイレクトメール)など従来の集客方法と併用するのが効果的です。

3.展示内容の準備

オンライン即売会(販売会)のコンテンツを作成していきます。商品の即売(販売)以外に公演やセミナーを実施する場合は、このタイミングでリハーサルも行なっておきましょう。

4.当日の運営

即売会(販売会)当日は、準備しておいたコンテンツを配信するだけです。ただし、万が一のトラブルに備えて担当者を配置する必要があるほか、即売会(販売会)の内容に応じて司会進行や登壇者のサポート、営業マンの配置なども必要になります。

5.アフターフォロー

即売会(販売会)終了後は、参加者へお礼のメールを送信したりアンケートを実施したりして、アフターフォローを行ないます。

オンライン即売会(販売会)のメリット

新型コロナウイルスの感染拡大予防策として注目されているオンライン即売会(販売会)には、ほかにもさまざまなメリットがあります。

集客の幅が広がる

従来のオフライン開催では参加者が会場へ出向く必要があり、参加できる人数にも制限がありました。しかり、オンライン開催は参加人数の制限がないほか、場所を気にせず参加することが可能です。これにより、集客の幅が大幅に広がります。

開催費用をおさえられる

オンライン即売会(販売会)では会場やブースのレンタル費用、ブースの装飾費用、チラシ・パンフレットの印刷代などが発生しません。そのため、従来の即売会(販売会)に比べてコストを大幅におさえられる可能性があります。

来場者を分析できる

オンライン即売会(販売会)では参加者の情報や即売会(販売会)でのやりとりがデータとして残るため、来場者の分析がしやすいというメリットもあります。特にオンライン即売会(販売会)用のプラットフォームサービスを利用した場合は、ブースの訪問者、商談、名刺交換、アンケートといった機能が利用できるので、欲しい情報を手軽に入手することが可能です。

オンライン開催の課題点

集客やコスト面でメリットの多いオンライン即売会(販売会)ですが、デメリットがないわけではありません。ここでは、オンライン即売会(販売会)開催時の課題点を紹介します。

収益につなげにくい

リアルでの販売とWEB上での販売では伝えられる情報量に大きな差が生じてしまいます。オンライン開催ではこちらから声をかけてお客様と会話をしたり、手に取って商品を見てもらうことが難しくなります。サービスを自身で体験することができないため商材を理解しづらく、来場者がブースを訪問しても、興味がなくなり離脱されてしまう可能性があります。実際にオンライン即売会(販売会)へ移行された主催者の中にはリアルの即売会(販売会)開催時の売上には到底及ばなかったという声も多いです。

バーチャル体験で“特別感”が薄れる

オンライン開催の大きな課題は、特別感が薄れてしまうことです。リアル開催の会場ではその場でしか味わえない雰囲気や体験などを提供できますが、オンライン開催は画面越しの参加になる上、開催時間もリアルのイベントと比べて長いケースが多いため、特別感が薄くなってしまいます。

自社ブースに呼び込む工夫が必要になる

従来の即売会(販売会)ではデモンストレーションや呼び込みで来場者にアピールすることができます。しかし、オンライン開催では当日の呼び込みができないため、知名度の低い企業にとっては思うように集客できないケースがあります。

初めての出展の場合、慣れるまで時間がかかる

オンライン即売会(販売会)は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって急速に増えたスタイルであるため、初めて出展する企業も少なくありません。その場合、開催方法をはじめプラットフォームの使い方やユーザーの参加方法、商談の申し込み方法などがよくわからず、慣れるまでに時間がかかる可能性があります。

状況に応じて“リアル開催”も検討

従来の即売会(販売会)の大きなメリットは、参加者と対面でコミュニケーションが取れることです。参加者の目の前で商材の魅力を伝えたり、実際に触れてもらったりすることは、売上アップや印象アップにつながります。また、データではわからない参加者の反応をその場で見られるのもリアル開催ならではの利点といえます。そのためオンラインではなく、従来通りの方法で即売会(販売会)を実施するのも選択肢のひとつです。

リアルイベント開催時の感染症対策

新型コロナウイルスの感染症対策として、主催者が最低限行なうべき対策は以下の4つです。

マスク着用を義務付ける

リアルイベント開催中は、全日程において主催者および関連業者、参加者など、来場者全員のマスク着用を徹底しましょう。そのためにも、準備段階でしっかりとマスク着用を周知しておくことが大切です。

ソーシャルディスタンスの確保

会期中は床にシール等を貼り、待機列などで人が密集しないよう工夫します。その際は2m(最低でも1m)を目安に間隔をあけるようにしましょう。

消毒・換気の徹底

会場内のブースやテーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、タッチパネル等、よく触る部位はこまめに消毒を行なうよう徹底します。また、会場内の空気が滞らないよう換気の徹底も重要です。

来場者名簿を作成し、管理

万が一新型コロナウイルスに感染した場合に備え、来場者の名簿を作成し適切に管理します。その際、個人情報の取り扱いにも十分注意しましょう。

詳細は下記のリンクにより詳しい内容が記載されています。

リアルイベント開催に伴う新型コロナウイルス感染予防対策については以下のサイトで詳しく解説されています。事前に必ずご参照ください。

展示会:https://www.nittenkyo.ne.jp/shr/document/210217_guideline4.pdf

同人即売会:https://www.nittenkyo.ne.jp/news-jp/information-jp/187

自社に合ったスタイルで即売会(販売会)を実施しよう

コロナ禍とはいえ、2021年は従来通りに即売会(販売会)を行なうケースも増えてきているよ。リアル開催をする場合は、自社に合ったスタイルでしっかりと感染症対策をしたうえで開催を企画しよう。

さまざまなタイプのイベントホールを運営している東京流通センターでは、会場の空き状況をメールでお知らせしているよ。

通常非公開のイベントホール空き状況も1年先まで確認できるので、ぜひ活用してみてね。

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